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あ行か行さ行た行な行は行ま行や行ら行わ行

有機物

有機化合物の定義には、歴史的な変遷があって、現在では大体炭素化合物と同義語のように慣用されている。汚水中の有機物に該当する水質項目としては、 BOD、COD、油脂類等があり、細菌類、微生物なども有機物と見てなしても良い。

遊離残留塩素

残留塩素には遊離残留塩素と結合残留塩素とがある。遊離残留塩素とは、次亜塩素酸あるいは次亜塩素酸イオンとして働く残留塩素のことで、 特に次亜塩素酸が消毒作用として有効である。 水中にアンモニアが存在するとき、塩素注入量を増やしていくと、次亜塩素酸はアンモニアと結合してクロラミン(結合残留塩素)を生成し、 残留塩素も増加していくが、やがて、逆に残留塩素が減少しはじめ、極小点が生ずる。これは、アンモニア及び有機物などが塩素とのクロラミン生成の反応をし、 終わると遊離残留塩素が現れ、クロラミンは塩素の注入量が増加すると、遊離残留塩素によって、三塩化窒素や窒素に酸化され消失するためで、 クロラミンの酸化が完結する点を不連続点と呼んでいる。不連続点より余分に注入された塩素は、遊離残留塩素となり結合残留塩素よりはるかに強い殺菌効果を有する。

油脂

油脂酸類のグリセリンエステルのこと。常温で固体状と液状の脂肪に分けられる。一般的に、水に溶けずに、エーテルやベンゼンに溶ける。 分解するのに多量の酸素を必要とし、BOD濃度は、100~200万mg/?に相当するほど、汚濁負荷が高い。

ユスリカ

節足動物門昆虫網双翅目ユスリカ科に属する昆虫のこと。あらゆる水域に生息し、幼虫は血液中にヘモグロビンを含み、 鮮紅色を呈するものが多く、赤虫とも言われている。また、幼虫は細長い円筒状で皮膚呼吸を行い、無気門性で多くの場合種々の筒状の巣を 作り生活する。

容積負荷

ばっ気槽等の反応双に供給される単位時間、単位容積当たりの流入汚濁物質量のこと。排水処理装置の設計及び運転指標の一つ。

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