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あ行か行さ行た行な行は行ま行や行ら行わ行

はく離

はく離は、自然はく離と強制はく離がある。自然はく離とは、生物膜の肥厚に伴い膜の内部まで酸素が到達せず嫌気状態となり、 支持体との粘着性を失い、肥厚したことによる水流に対する抵抗の増大、生物膜の自重などによって自然に支持体より脱落する現象を言う。 強制はく離とは、逆洗操作、汚泥引抜等を行って強制的に肥厚した生物膜をはく離させることである。ろ材間の空隙を閉塞してしまう恐れがある場合、 あるいは閉塞してしまった場合に行う。

ばっ気槽混合液揮発性浮遊物質(MLVSS)

MLSSを600℃で1時間強熱灰化したときに減失した量をいい主にMLSS中の有機物質を表わす。 純粋にばっ気槽内の生物量とはいえないが、MLSSよりはそれに近い値である。

ばっ気槽混合液浮遊物質(MLSS)

ばっ気槽混合液中の微生物量、または生物学的活性を有する汚泥量を示す指標である。 無機性の浮遊物質、または生物活性のない有機性浮遊物も計量されるので厳密には、ばっ気槽内の生命体の量を示すものではない。 しかし測定が簡単で、生命体量の概略値がわかるので活性汚泥方式の汚泥管理上必要な指標である。

ばっ気装置

ばっ気槽の目的は汚水と活性汚泥とを十分に混合し、適正な好気性条件下で微生物による汚水中の有機物を生物化学的に分解することにある。 上記の目的を達成するために、ばっ気槽にばっ気装置が設けられる。ばっ気装置を大別すると散気式と機械ばっ気方式になるが、 酸素供給能力、均等攪拌など基本的な性能に優れているものがよいが、その他構造が単純で故障が少ないこと、経済的であること、 騒音その他公害が生じない事などが要求される。

ばっ気強度

散気式ばっ気装置における攪拌強度の指標。一時間当りの送風量をばっ気槽容量で除した値のこと。

バルキング(膨化)

活性汚泥が白っぽくふわふわした状態となり、固液分離性及び圧密性が著しく悪く、SVIが200以上の値の状態を言う。 膨化が生じると沈殿槽からの汚泥の流出により処理水質が悪化する。このような場合には、活性汚泥中に糸状細菌や糸状菌などの 微生物が異常に増殖していることが多い。原因として、

1.ばっ気量の不足
2.流入BOD濃度の上昇
3.MLSS濃度の過多あるいは過少
4.活性汚泥の腐敗
5.BOD負荷量の変動が激しい
6.流入水の栄養バランスの異常
7.ばっ気槽のphや水温の低下

などがあげられる。

ピーク係数

汚水量の時間変動の大きさを表す指標。時間最大汚水量と時間平均汚水量との比で示す。

比色法

物質の定量法の一つ。目的物質の色または反応試薬による呈色が濃度と比例する場合に適用される。色調を比較するには、標準液の段階的な濃度系列を作り、比色箱等を用いて、肉眼で試料の色調にもっとも近いものを探して、濃度を求める。

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